パンプスとは
普段なにげなく履いているパンプスですが、もともとはどんなものだったのでしょうか。 辞書で調べてみるとこう書いてあります。 ・舞踏ぐつ ・しめひものないかかとの高い婦人ぐつ
角川国語辞典新版より
本来は正装用の靴であり、現在のカジュアルなイメージからはちょっと想像が難しいかもしれません。 舞踏ぐつなんていわれてもいまいちピンとこない。舞踏会と言われて連想するのは、大きなシャンデリアや煌びやかなドレスで、靴にはなかなか気が付かないですよね。 当時のパンプスはヒールの低いもので、現代の高いヒールのものとは異なっていました。 変わらないのは甲の部分が大きく開いて、締め紐や、留め金のついていないデザインだということ。 また、19世紀ごろのヨーロッパでは、男性もパンプスを普段使いにしていたといいます。 男性がパンプスを履く、というと不思議な感じがしますね。 でも、現代でも男性が礼装用としてパンプスを使用する機会があるのはご存知ですか? 結婚披露宴などに新郎が履く靴。オペラ・パンプスといわれるアレです。 エナメル素材にリボンがついた、非常にかわいらしいデザインですが、れっきとした男性の礼装用の靴です。
最近ではストラップのついたパンプスなどもあり、しめひものない、という前提は必要ではなくなっているようです。